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大人対談【大人対談(第8回) 葉加瀬 太郎 × 南 美希子】

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【大人対談(第8回)】夢を奏でる、大人の大航海 葉加瀬 太郎 × 南 美希子

「原点」に向って再チャレンジする

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世界と繋がることが「財産」になる

南

2007年にロンドンに居を移して、もう9年目ですね。ロンドンの良さはどういったところでしょう?

葉加瀬葉加瀬

一番の良さは皆が少し鈍臭いところ。日本でいえば1970年代、僕が小学生くらいの頃のマインド感やスピード感なんですね。便利なこととか清潔なこととか、やり出したらキリがないじゃないですか。「そんなことに気を遣っている時間があったら、のんびり釣り糸でも垂れてれば」という声が聞こえてくるような感じです。

南

お子さんの教育のこと、語学は元より色々お考えになっていらっしゃるでしょうね。

葉加瀬葉加瀬

僕が一番子供たちに伝えたかったことは、世界にはありとあらゆる種類の人間がたくさんいるということなんです、国も人種も文化も多様だと。ロンドンでは毎日の生活の中にそれがいっぱいあります。ロンドン市内で言うと70%が外国人なので、学校も外国人だらけと言っていいほど。生徒たちは皆、学校では英語をしゃべりますが、家に帰れば母国語を話しているわけです。日本人やイタリア人、フランス人がいて、ジューイッシュやアフリカの子たちもいる。娘のベストフレンドはトルコ人なのですが、バカンスは一緒にイタリアに行ったりスイスにスキーを滑りに行ったり……。そうやっていろんな国の人たちとつながっている感じは、素晴らしい財産だと思います。

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南

葉加瀬さんご自身は、ロンドンでは家に引きこもってていらっしゃるとか…?

葉加瀬葉加瀬

ほとんど何もしていないと言ったほうがいいかもしれない。一週間、一歩も外に出ないこともあります。音楽室にこもり切りです。ヴァイオリンを弾いて、楽譜読んで……。そういう時間が欲しかったというのが日本を離れた一番の理由なんです。練習そのものは集中しておさらいするから3時間くらいで済むのですが、だらだらと6時間以上、一人で音楽室にこもっていると別の新しい何かが生まれてくるんですね。ただ楽譜を眺めているだけでもいいし、辞書を読んでいてもいいし。思えば、中学生の頃から学校以外はずっとそんな生活でした。実は一人の世界が大好きなんです。

60歳までヴァイオリンと向き合っていたい

南

40歳を前にして「原点回帰」を宣言されました。「ブラームスを弾きたい」と。

葉加瀬葉加瀬

それもロンドンに移る決心をした大きな要因です。ヴァイオリンと向き合う時間が欲しくて。30歳になった頃、「40歳になったらヴァイオリンを置いている」と思っていたんですね。プロデュースやイベント、レーベルに専念しているだろうなと。今みたいに演奏家としてコンサートツアーを回っているとは想像していませんでした。2時間、3時間のコンサートを年間100本というのはアスリートですからね。体にガタがくるんですよ、毎晩のように鍼を打ちながら演奏している。それをやり続けるということは考えていませんでした。ところが、40歳になってもヴァイオリンの仕事がぜんぜん減らない。「あれ、弾いているな、俺」と自分でも驚いているのですが、それにしては逆に「弾けていないな」という悔しい思いもずっとあったんです。

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南

テクニック的なことでしょうか?

葉加瀬葉加瀬

クラシックを弾きたいと思っても、まったく弾けない状態だった。葉加瀬太郎らしいヴァイオリンのプレイというのは、僕自身が開発したものなのですが、それをやるために、たとえばベートーベンやモーツアルト、ブラームスを弾くテクニックを捨ててきたんですね。それは同居できないものだったので。でも、もう一度、ブラームスのスコアを弾きたい。そして、60歳の時にブラームスのアルバムをレコーディングしたいと思ったんです。これはお客さんと葉加瀬太郎ではなくて、僕とブラームスさんとの関係を表現するアルバムなのですが。そう38歳くらいの時に思ったので、60歳の時にちゃんと弾くには、そろそろ始めないと間に合わないなと……。

南

「3B」と言われる中でバッハでもベートーベンでもなく、ブラームスが最高峰ということでしょうか…?

葉加瀬葉加瀬

いわゆる音楽を創って楽譜に残した人で言えば、僕はブラームス一人の音楽があれば、他がなくてもまったく大丈夫です。彼の創った曲で嫌いな曲は一曲もない。もちろん、バッハがいなければベートーベンもいないし、ベートーベンがいなければブラームスもいないでしょう。けれども15歳の時に心底惚れて以来、ずっと大好きなんです。

南

ヴァイオリンの基礎的なテクニックのさらい直しも、ロンドンでなさっているのでしょうか。

葉加瀬葉加瀬

レッスンしてもらっていますよ、今でも。娘の先生があまりにも上手に教えているので、「来週から僕にも2時間ください」と言って弟子入りしました。僕より年下の日本人女性で、12歳の時からロンドンの学校に通っていた人です。だから僕は単なる教え子のパパさん(笑)。すごく厳しいですよ。「ぜんぜんダメ」と手をバシーンと叩く。「ブラームスのソナタを見てください」とお願いしているのですが、エチュードをバンバン出されています。小学校の時に散々やってきた曲ですが、「はい、ダメ」「はい、ダメ」と。でも、ヴァイオリンと向き合っていると実感できるから本当に楽しい。

南

こちらにヴァイオリン、こちらに奥様の万由子さん(笑)。どちらもそばに置いておかないと落ち着かないですね。

葉加瀬葉加瀬

まあ、そういうことで締めておきましょうか(笑)。

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プロフィール

葉加瀬 太郎

1968年大阪府生まれ。1990年、KRYZLER&KOMPANYのヴァイオリニストとしてデビュー。セリーヌ・ディオンとの共演で世界的存在となる。1996年の解散後、ソロ活動開始。2002年、自身が音楽総監督を務める「アーティスト自身が自由に創作できるレーベル」“HATS”を設立。“HATS”におけるアーティストプロデュースはもちろん、イベントプロデュースや商品企画プロデュース等も行う。2007年秋、原点回帰をテーマにロンドンへ拠点を移し膨大なクラシックスコアと日々格闘。ラジオのパーソナリティーや個展を開く画家として、活動は音楽に留まらず多岐にわたり活躍中。

南美希子

1956年、東京都生まれ。聖心女子大学国語国文科3年時にアナウンサー試験に合格し、テレビ朝日に入社。情報・クイズ・歌番組などを主に担当し、特に伝説のOL向け情報番組「OH!エルくらぶ」の司会を長年務め「元祖女子アナ」として広く知られている。現在は、テレビ・ラジオをはじめ、エッセイストとしても活躍中。ビジネススキル、美容、恋愛、女性の生き方、ワークライフバランスなどをテーマに講演も行う。

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