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大人対談【大人対談(第7回) 野口 健 × 南 美希子】

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【大人対談(第7回)】世界一の冒険家に学ぶ、夢をかなえるチカラ 野口 健 × 南 美希子

大人だからこそ、子供の頃の夢が叶えられる!

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ビジネスを動かすもの、それは「ストーリー」

南

3回のエベレスト挑戦は大学時代、スポンサー探しにご苦労されたでしょうね。

野口野口

最初は、エベレストに行きたいという自分の思いだけをラブレターのように計画書に綴っていました。当然、どこも相手にしてくれませんよね。何社目かで、ある企業の担当者が急に怒り出したんです。「しょせん君のお遊びだろ。君は学生だから社会人の苦労がわかっていないんだ」などと延々30分もお説教。要するに、「我々が必死で働いて稼いだ利益を、何で君のお遊びのために出さなきゃいけないんだ」ということだったんです。

南

確かに「行きたい、登りたい」だけでは企業は動いてくれない……。

野口野口

ただし普通はもっと冷たい対応なんですね、「検討しておきます、では後日」という感じで。でも、その担当者は本気で怒って、エネルギーを僕に使ってくれた。なぜだろうと自分なりに必死で考えたんです。そして、気が付きました。彼は「エベレストに行くあなたと応援する我々を結び付けるストーリー、何のために我々があなたを応援するのかというストーリーなり、メリットなりを自分で考えてこい」と言いたかったのだなと。僕のプレゼンには、全くそうしたスポンサー目線のストーリーが抜け落ちていたんです。

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南

その担当者が叱ってくれなかったら、ずっと気が付かなかったかもしれませんね。もちろん、それを解釈する受け手の感度しだいなのでしょうが。

野口野口

彼にしてみたら「帰れ」という一言で終わってもいいはずでしょう。つくづく大人が怒るということには、意味があるんだなと思いますね。それからは訪問する企業について、事前に調べるようにしました。インターネットのない時代ですから、時計やAV関係に行こうと思ったら、まず秋葉原に行って1日中売り場を見て回った。「登山用の商品はありますか」などと店員さんやメーカーの人に話しかけて情報を収集する。僕の冒険とメーカーがカチッと結び付くストーリーは何かと、ずっと考えながらお店を回っていました。

南

そういうご経験も、現在の社会活動に生かされているのでしょうか。

野口野口

どういうふうに伝えたら、少しでも多くの人が富士山のゴミを拾ってくれるのか。どんなストーリーだったら、みんなが関心を持って環境問題に取り組んでくれるのか。確かにスポンサーを探していた時と同じように、常に考えていますね。

ずっと背伸びし続けると、やがて背が伸びる

南

38歳になって突然、プロの写真家を目指すと宣言されたそうですが……。

野口野口

同じことばかりやっていると飽きませんか。僕の場合、もう50回以上もヒマラヤに行っていて、エベレストを見ても感動しなくなってしまった。そうするとモチベーションも下がってきて、我ながら、これは困ったなと思っていたんですね。それが38歳の頃で……。そして、ふと思い出したんです。子供の頃、一番の夢はカメラマンになることだったと。西田敏行さんがカメラマンを演じる「池中玄太80キロ」というドラマが小学1年生の頃にあって、すごく好きだったんですね。それを思い出したらメラメラと燃えてきて、カメラマンになってヒマラヤを撮ろうと真剣に考え始めたら、ワクワクしてきたんですよ。

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南

ご家族はどんな反応だったんですか。

野口野口

本格的なレンズとカメラをそろえたら、妻には「なんでそんな無駄な物を買うの!」と叱られました。それで「今日からカメラマンになる」と言ったんです。妻は唖然としていた。「これが俺の夢だ」と説明しても「あんたの夢は登山家でしょ」と。娘も「パパ、その年で夢とか言うわけ?」と呆れていました。「遊びでやるわけじゃない。写真展もやるし、写真集も出す」と宣言したら2人とも爆笑して……。それが4年くらい前のことです。

南

写真を撮るようになって、何かヒマラヤに対する見方は変わりましたか。

野口野口

カメラマンとしてヒマラヤに行ったら、全然違うんですね。登山家で行くと、A地点からB地点まで、できるだけ早く移動するわけです。早くテントを張って寝袋に入って休むために。ところが、例えば風をテーマにして写真を撮ろうと思うと、雲の様子とか雪の舞い方とか、じっくり外を眺めていなければならない。このアングルの、あの時間帯がいいとか。そうしたら、何十回もヒマラヤに行っていたのに知らない世界だらけでした。写真を撮り始めた途端、またヒマラヤがものすごく面白くなって……。

南

ご家族に宣言した通り、写真集も出され、写真展の開催も実現しました。野口さんの本の中にあった「ずっと背伸びし続けると、やがて背が伸びる」という言葉の、まさに実践です。

野口野口

人生には、夢に対する投資というものが不可欠なのでしょうね。三浦雄一郎さんもそうでしょう。80歳過ぎてもイキイキしているのは、自分の夢に投資し続けているから。僕もいまは写真ですが、これからまた、何か新たな夢に投資を始めるかもしれませんよ。

南

私も趣味や夢に投資して、何歳になっても成長できるように努めたいと思います。

野口健 写真展「ヒマラヤに生きる」開催中

野口健さんの写真展が開催されています。
ぜひ足をお運びください。

オリンパスギャラリー東京 2015年12月18日(金)〜12月28日(月)
午前11時〜午後7時(木曜休館)
※最終日は午後3時まで
オリンパスギャラリー大阪 2016年1月15日(金)〜1月28日(木)
午前10時〜午後6時(日曜・祝日休館)
※最終日は午後3時まで
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プロフィール

野口 健

1973年アメリカ・ボストン市生まれ。亜細亜大学卒業。植村直己氏の著書に感銘を受け、登山を始める。99年エベレスト(ネパール側)の登頂に成功し、7大陸最高峰世界最年少登頂記録を25歳で樹立。以降、エベレストや富士山に散乱するゴミ問題に着目して清掃登山を開始。2007年エベレストのチベット側から登頂に成功。近年は地球温暖化による氷河の融解防止に向けた対策、日本兵の遺骨収集活動などにも尽力。亜細亜大学客員教授、了徳寺大学客員教授、東京都レンジャー名誉隊長、山梨県富士山レンジャー名誉隊長。

南美希子

1956年、東京都生まれ。聖心女子大学国語国文科3年時にアナウンサー試験に合格し、テレビ朝日に入社。情報・クイズ・歌番組などを主に担当し、特に伝説のOL向け情報番組「OH!エルくらぶ」の司会を長年務め「元祖女子アナ」として広く知られている。現在は、テレビ・ラジオをはじめ、エッセイストとしても活躍中。ビジネススキル、美容、恋愛、女性の生き方、ワークライフバランスなどをテーマに講演も行う。

アーカイブ

第8回

第9回NEW

「人生は、目の前にいる人のために」

ブランディングプロデューサー・タレント 岡田 美里 × フリーアナウンサー/エッセイスト 南 美希子

第8回

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「夢を奏でる、大人の大航海」

ヴァイオリニスト 葉加瀬 太郎 × フリーアナウンサー/エッセイスト 南 美希子

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「夢に投資し続ける格好いい大人でありたい!」

アルピニスト 野口 健 × フリーアナウンサー/エッセイスト 南 美希子

第6回

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「自分らしい投資と株主優待の極意とは」

元プロ将棋士 桐谷 広人 × フリーアナウンサー/エッセイスト 南 美希子

第1回

第1回

「みらいを拓く、大人の投資とは」

東海東京証券株式会社
代表取締役会長最高経営責任者 石田 建昭 ×フリーアナウンサー/エッセイスト 南 美希子

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