みらいを拓く 大人の投資倶楽部

会員登録をされていない方

登録無料、利用料無料

今すぐ新規会員登録

すでに会員登録済みの方
ログイン

大人対談【大人対談 特別対談(第6回) 三浦雄一郎 × 南 美希子】

  1. トップページ>
  2. 大人対談【大人対談 特別対談(第6回) 三浦 雄一郎 × 南 美希子】

【大人対談 特別対談(第6回)】世界一の冒険家に学ぶ、夢をかなえるチカラ 三浦 雄一郎 × 南 美希子

若い頃と同じように、夢を追い求める

南 美希子
再起不能の骨折と心臓手術を乗り越えて……

2013年5月には80歳224日でエベレストの頂上に立ちました。世界最高齢の登頂としてギネス・ワールドレコードに認定されています。いまも破られていませんね。

三浦

76歳のとき、そのトレーニングの一環としてスキーをしていて、3メートルくらいの高さから、ドーンと氷の場所に転落したんです。左大腿骨を骨折、右の骨盤も、恥骨まで4カ所も折れてしまって……。

70歳過ぎて骨折したら、たいていの人は歩けなくなるでしょう。

三浦

車椅子生活を覚悟するようにといわれました。でも、なんとしてもこれを治してエベレストへと思って。医者が見放しても、自分で骨を元通りにしてやろうと。じつは骨折した段階で、骨密度130パーセントという20歳代の丈夫な骨だったんですね。固いコンクリートと一緒で、きれいにポッキリ折れていた。もし骨密度が低い状態だったら、グチャグチャに骨がつぶれて無理だったでしょうが、2カ月くらいしたら骨がつき始めたんですね。しかも76歳の骨のつき方じゃなくて、中学生か高校生の早さで回復しているといわれました。それから松葉杖で歩いて、1年足らずで元通りに歩けるようになった。そして、片足1キロずつの重りを再開して……。

確かお父様の敬三さんも、ご高齢で何度か骨折されましたね。

三浦

90歳を過ぎても1年のうち100日以上はスキーをする人でした。スキー場の雪がなくなると、八甲田山や立山にスキーを担いで登って滑っていた。90歳から97歳の間に、スキーやトレーニングで3回骨折したんですよ。90過ぎて滑る人もそういないけれども、普通は骨折したら、もうやめようとなる。でもオヤジは、大好きなスキーがしたい、絶対に治してみせると。その気持ちがすごいですよね。3回とも治しちゃったんですよ。

三浦さんは、丈夫な骨と強い意志をお父さまの敬三さんから受け継がれたわけですね。

三浦 雄一郎

三浦

ぼくの場合は、心臓の不整脈の調子が悪くて80歳までに4回も手術しています。70過ぎたら2回が限度だそうですが。でも、エベレストに登っているときは、心臓のほうも一生懸命動いてくれる。ただ、無理して無理してなので、心臓も限界が超えているのかもしれませんね。75歳でのエベレスト登頂が終わって帰ってきて、仕事などであちこち飛び回っているうちに、また不整脈がひどくなって手術を繰り返してしまって。

ご家族からしたら、もうエベレストに行かないでほしいというのはあるでしょうね。もう十分だからと。

三浦

ぼくもそう思っていたんですよ。でも、体の調子が良くなると、まだ登れるんじゃないかと。このパネルを見てもわかるように、すごい世界ですから。また、あそこに登りたいとなるんですね。

世界初! 標高8,500メートルでお茶会

そのチャレンジ精神、攻めよう、攻めようという情熱はどこから?

三浦

いままでやってきたことの続きですよ。スキーで、スピード世界記録を出して、エベレスト、七大陸と滑った。とにかく人のやっていないことに挑戦したい。命がけだけれども、やりたくてやりたくてしょうがない。80歳のエベレストだって、無理して心臓の手術までして行くことはないでしょう。でも、どんなに年をとっても、若い頃と同じように追い求めてしまうんですね。

頂上アタック前、8,500メートルのキャンプで、お茶会をしたそうですね。信じられません。

三浦

単なる物好きなんですね。地球上でこれ以上高いところはないキャンプ地でのお茶会、人がまだやっていないから、とにかくやってみたい。ぼくはまったく作法を知らないけれど、抹茶が大好きですから。持って行ったのは、赤坂のとらやの羊羹。社長に頼んだらヒマラヤの山並みをデザインしてくれました。抹茶は京都の福寿園。社長が裏千家御用達の抹茶を分けてくれました。茶碗は国宝級のもの、茶筅もちゃんと用意して……。

少しでも荷物を軽くするというのが登山の常識だと思うのですが。

三浦

お茶会はベースキャンプでもやっていて、「8,500メートルでもやるぞ」と言ったら、「なんで、そんな無駄なことを」と、一緒に登った(次男の)豪太も反対でした。でも「面白いから、やろう」と。狭いテントは4人でぎちぎち、外はマイナス30度、内部でもマイナス10度。それでも氷を解かして湯を沸かして。8,500メートルだと50度ほどで沸騰するんですね。茶筅でガーッとやって飲んだら、これがおいしくて、おいしくて。「千利休でもできないお茶会だ」と、訳のわからないことを言って喜んでいました。味とともに、非常に心が落ち着いた。豪太も「やってよかったね」と、お茶の精神的な作用に感心していましたよ。

ページトップへ

プロフィール

三浦 雄一郎

1932年、青森県生まれ。1964年イタリア・キロメーターランセに日本人として初めて参加、時速172.084キロの当時の世界新記録樹立。1966年富士山直滑降。1970年エベレスト・サウスコル8,000m世界最高地点スキー滑降(ギネス認定)を成し遂げ、その記録映画[THE MAN WHO SKIED DOWN EVEREST]はアカデミー賞を受賞。1985年世界七大陸最高峰のスキー滑降を完全達成。2003年次男である三浦豪太氏とともにエベレスト登頂、当時の世界最高年齢登頂記録(70歳7ヶ月)樹立。2008年75歳2度目、2013年80歳にて3度目のエベレスト登頂〔世界最高年齢登頂記録更新〕を果たす。

南美希子

1956年、東京都生まれ。聖心女子大学国語国文科3年時にアナウンサー試験に合格し、テレビ朝日に入社。情報・クイズ・歌番組などを主に担当し、特に伝説のOL向け情報番組「OH!エルくらぶ」の司会を長年務め「元祖女子アナ」として広く知られている。現在は、テレビ・ラジオをはじめ、エッセイストとしても活躍中。ビジネススキル、美容、恋愛、女性の生き方、ワークライフバランスなどをテーマに講演も行う。

アーカイブ

第8回

第9回NEW

「人生は、目の前にいる人のために」

ブランディングプロデューサー・タレント 岡田 美里 × フリーアナウンサー/エッセイスト 南 美希子

第8回

第8回

「夢を奏でる、大人の大航海」

ヴァイオリニスト 葉加瀬 太郎 × フリーアナウンサー/エッセイスト 南 美希子

第7回

第7回

「夢に投資し続ける格好いい大人でありたい!」

アルピニスト 野口 健 × フリーアナウンサー/エッセイスト 南 美希子

第6回

第6回

「世界一の冒険家に学ぶ、夢をかなえるチカラ」

冒険家・プロスキーヤー 三浦 雄一郎 × フリーアナウンサー/エッセイスト 南 美希子

第5回

第5回

「『壁』を乗り越える、亜門流しなやか発想法」

演出家 宮本 亜門 × フリーアナウンサー/エッセイスト 南 美希子

第4回

第4回

「経済問題は常識問題? まず自分と家族に投資を!」

経済学者 野口 悠紀雄 × フリーアナウンサー/エッセイスト 南 美希子

第3回

第3回

「インテリジェンスと投資の深い関係」

作家・外交ジャーナリスト 手嶋 龍一 × フリーアナウンサー/エッセイスト 南 美希子

第2回

第2回

「自分らしい投資と株主優待の極意とは」

元プロ将棋士 桐谷 広人 × フリーアナウンサー/エッセイスト 南 美希子

第1回

第1回

「みらいを拓く、大人の投資とは」

東海東京証券株式会社
代表取締役会長最高経営責任者 石田 建昭 ×フリーアナウンサー/エッセイスト 南 美希子

ページトップへ

PRおすすめ情報

  • ファンド・ツミタテ

    月々5,000円からコツコツはじめられるから投資初心者の方もはじめやすいファンド・ツミタテ。

    ファンド・ツミタテ
  • ダイレクト信用取引

    東海東京証券のダイレクト信用取引は、業界最低水準の買方金利。現金や株式を担保に元手資金以上に売買することができます。

    信用取引