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大人対談【大人対談第5回 宮本亜門 × 南 美希子】

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【大人対談第5回】「壁」を乗り越える、亜門流しなやか発想法 宮本亜門 × 南 美希子

時代の変化に対する感覚を研ぎ澄ます方法

宮本 亜門
いま、奉仕型リーダーが楽しい!

毎回、個性の違うキャストやスタッフに対して、どういうふうにしてイメージを伝え、ひとつのチームにまとめあげているのですか。

宮本

演出家として、こうしたい、ああしたいということを伝えて、舵取りはします。けれども、舞台はひとりでできるものではありません。すべてのスタッフ、キャストに、自分のこととしてやっているという意識をもって参加してほしい。「奉仕型リーダー」という言葉がありますが、彼らを引っ張るというよりも、彼らの魅力を引き出すためにひとつの舵を、ともに合わせもって進んでいきたい。そうしないと、作品のレベルが上がりません。昔は、ひとりの演出家が上から指示をすればまとまるというのがあったのですが、いまの時代はそれでは無理です。しかもこうした手法は決して怖いことではなく、むしろ楽しいことなのです。

時代の変化に対する感覚が、ものすごく研ぎ澄まされているという印象を受けます。そうした変化をどのようなところからキャッチしているのでしょうか?

宮本

先日、「スラッシュアジア」という若手起業家などが3,000人ほど集まったイベントにゲストスピーカーとして招かれました。新たなビジネスが次々と発表され、そこに大企業や投資家たちもたくさん見学にきていました。彼らの発想の新しさ、しかも単なるアイデアではなくて、実際に動き始めているのです。個人的にも20代の起業家・投資家たちとよく話していますが、面白い時代になったなと、驚かされます。彼らはなにひとつ傲慢ではなく、すごく楽しそうにいろいろなビジネスの話をします。その価値観の変動の激しさには、ある意味、恐怖すら感じるくらいです。インターネットの世界をウォッチしていれば、だれでも実感できるとは思いますが。

南 美希子

いまどきの若い人は……と、ついマイナスに考えがちですが、違いますね。どんどん、これからが楽しみという優れた人材が生まれてきている。

宮本

彼らが次の新しいなにかを築いていくだろうという予感もあります。インターネットというものが生まれ、世界中の情報をだれもがスピードも量も対等に見られるという中で、なにかでもって、こうした変化を封じこめようと思っても無理でしょう。いままでの価値観や方法論のままでいけばいいという時代では、もはやないのだと思います。

魅力を伝えるには「マジック」が必要

亜門流の演出にはどのような思いが込められているのでしょうか。

宮本

最近は、日本の魅力や面白さを作品の中にさまざまな形で取り入れて、表現していきたいと思っています。基本的には、いまの時代のなかで、自分が興味のあるもの、そして、自分が人に伝えていきたいと思うことをやっています。わたしは「いま」という時代を感じたいし、いまを生きるすべての人たちに興味をもってほしいという思いがある。わからなくてもいいというのではなくて、少しでも多くの人にライブや演劇の面白さ、可能性というものを感じてほしいのです。

いまの日本は、どういう時代のなかに置かれていると感じていますか。

宮本

人やモノ、情報が世界中をこれだけ行き来するようになり、これまでの日本史にはないことが起きている感じがします。日本だけではなくて、中国や韓国も含めてアジアはこれからどう進むのかという、大きな分岐点に立っているように思うのです。そうした急変化のなかで、言葉つまりセリフではない形で「ノンバーバル」というのですが、非言語的な表現で、どう人々に伝えていくかということをもっと行う必要性があると感じています。

グローバル化というなかで、自国の文化をどう発信していくかということが求められている。わたしたち自身も、日本のことをより深く知ることが大切でしょうね。

宮本

いまの時代、お互いの異なる環境、その違いこそ面白いという感覚が世界共通のものになっています。岡倉天心の「茶の本」のように、自分たちが自分たちのことを、どういう文化でなにが歴史でといったことを、より面白く相手に伝えたいですよね。なにか感じてくれればいいというだけではない紹介の仕方が、いろいろあると思います。外務省の「ジャパン・ハウス」という海外での日本PRのプランに関わる予定ですが、どう見せるかによって、同じものでもパッと魅力的に感じてもらえるはずです。古典でも、ちょっとしたマジックやギミックをプラスすれば、もっと日本のことを親しく感じてもらえるだろうし、それが通じる時代になっていると思っています。

宮本 亜門
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プロフィール

宮本 亜門

1958年、東京都生まれ。1987年 オリジナルミュージカル「アイ・ガット・マーマン」で演出家としてデビュー、同作品で文化庁芸術祭賞を受賞。2004年 東洋人初の演出家としてニューヨークのオンブロードウェイにて「太平洋序曲」を上演し、トニー賞の4部門でノミネートを果たす。ミュージカルをはじめ、ストレートプレイ・オペラ・歌舞伎などジャンルを越える演出家として国内外で作品を手掛け、精力的に活動の幅を広げている。2015年の演出作品として、7月16日からDRUM TAO「百花繚乱 ドラム絵巻」、オペラ「魔笛」。10月23日から上賀茂神社(世界遺産)式年遷宮奉納劇が予定されている。

南美希子

1956年、東京都生まれ。聖心女子大学国語国文科3年時にアナウンサー試験に合格し、テレビ朝日に入社。情報・クイズ・歌番組などを主に担当し、特に伝説のOL向け情報番組「OH!エルくらぶ」の司会を長年務め「元祖女子アナ」として広く知られている。現在は、テレビ・ラジオをはじめ、エッセイストとしても活躍中。ビジネススキル、美容、恋愛、女性の生き方、ワークライフバランスなどをテーマに講演も行う。

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