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大人対談【大人対談第5回 宮本亜門 × 南 美希子】

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【大人対談第5回】「壁」を乗り越える、亜門流しなやか発想法 宮本亜門 × 南 美希子

マネーには人間の感情が入りこんでいる

二人
ショーはビジネスとしての
成功が必須

ショービジネスは世界的にみれば、投資の対象にもなっていると思いますが。

宮本

演劇だけの話をすると、いまブロードウェイは歴史上、もっとも儲かる、お金が動く場所になっています。観客数の増加、チケットの売り上げも異常な状態で大変なマネーが集まっています。その収益たるや、家が建つどころではない。成功すれば世界展開に直結する巨大マーケットになっています。もちろん、失敗に終わって閉まっていくショーも多いのですが。

それだけ活況を呈しているということは、投資先としても優秀といえるのでしょうか……。

宮本

ショービジネスは、ショーとビジネスという2つの言葉があって初めて成立するものです。つまり、ビジネスとして成功することが必須。アメリカでは非常にはっきりしていますが、だれもがうまくいくという安定した投資ではないでしょう。チャレンジ精神をかりたてるというのか、成功したときのリターンがすごい。単に金額だけではなくて、精神的な満足感が大きいと思います。プロデューサーとして名を連ねる日本企業や日本人の投資家も少なくありません。

ビジネスという部分も、演出家にはのしかかってくるのでしょうか。

宮本

プロデューサーと打ち合わせる中で、これはできる、できないという判断は、ビジネスですから当然入ってきます。「これができなければ、演出しない」と言った時点で、そういう演出家は、お金が大きく影響しないところでやったほうがよいでしょう。わたしは、少しでも多くの方に見ていただきたいという思いがありますから、劇場が大きいところ、1,000人以上の大型の劇場でやりたい。なので、ビジネスとしての成功が必須なのです。

プレーヤーとビジネスと、二律背反で、なかなか両立は難しいとも思うのですが。

毎回、新会社を立ち上げているようなもの

宮本

昔、劇団四季の浅利慶太さんがテレビで、「演出家とはどういう職業ですか?」と聞かれて、「社長のようなもの」と答えていました。いい舞台をつくりたいと、まだ単純に夢見ていたころだったので、「あー、ビジネスなんだ」と、すごく感心したことを覚えています。また後年、アメリカのあるコンテンポラリーダンスの演出家兼芸術監督がテレビのインタビューで、「あなたたちはどうして世界で成功したのでしょうか?日本にもたくさんのすばらしいモダンダンスの才能があるのですが」と質問されていた。演出家の答えは「才能は芸術的な才能とビジネスの才能というのが両方兼ね備わったとき、初めて才能と呼ばれる」。20代のわたしは、部屋でひっくり返りましたよ、「これがアメリカか!」と……。

宮本 亜門

露骨な物言いですね。亜門さんの場合、非常にバランスがとれている印象です。

宮本

たしかに毎回、別々のスタッフ、プロデューサー、役者たちと新しい会社を立ち上げているようなものかもしれません。打ち合わせ・稽古から初日・楽日を終えて、半年くらいで解散して、また新しくと……。1年に4つか5つの会社をつくっているようです。みんなが目指すもの、観客に伝えたいこと、観客動員も含めて、それぞれと話し合いつつ、また次、また次とやっています。社長という表現が適切かどうかはわかりませんが、たしかに、演出家とは、みんなと毎回つくりあげていく仕事なのだと実感するようになりました。

ビジネスという側面に限らず、亜門さんにとって、お金とは?

宮本

お金の中には人のこころが、感情が入りこんでいると思っています。昔はそうではなくて、ただのモノだったり、数だったりと思っていたのですが。たとえば人は不安を感じたとき、まだ先が見えないときには投資を控える。逆にそのような状況でも、ここが魅力的だと感じたら投資に向かいます。これは、やはり人間のこころが決めている。そうした感情の表れが結果的に経済なのだと理解しています。

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プロフィール

宮本 亜門

1958年、東京都生まれ。1987年 オリジナルミュージカル「アイ・ガット・マーマン」で演出家としてデビュー、同作品で文化庁芸術祭賞を受賞。2004年 東洋人初の演出家としてニューヨークのオンブロードウェイにて「太平洋序曲」を上演し、トニー賞の4部門でノミネートを果たす。ミュージカルをはじめ、ストレートプレイ・オペラ・歌舞伎などジャンルを越える演出家として国内外で作品を手掛け、精力的に活動の幅を広げている。2015年の演出作品として、7月16日からDRUM TAO「百花繚乱 ドラム絵巻」、オペラ「魔笛」。10月23日から上賀茂神社(世界遺産)式年遷宮奉納劇が予定されている。

南美希子

1956年、東京都生まれ。聖心女子大学国語国文科3年時にアナウンサー試験に合格し、テレビ朝日に入社。情報・クイズ・歌番組などを主に担当し、特に伝説のOL向け情報番組「OH!エルくらぶ」の司会を長年務め「元祖女子アナ」として広く知られている。現在は、テレビ・ラジオをはじめ、エッセイストとしても活躍中。ビジネススキル、美容、恋愛、女性の生き方、ワークライフバランスなどをテーマに講演も行う。

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