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大人対談【大人対談第5回 宮本亜門 × 南 美希子】

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【大人対談第5回】「壁」を乗り越える、亜門流しなやか発想法 宮本亜門 × 南 美希子

「投資」とは、みらいの自分のために何かをはじめること。
自分自身にたっぷり時間をかけて、変わる自分をじっくり楽しむ「大人」ならではの愉しみです。
「人生」「お金」「遊び」など、すべてはみらいを拓くための新しい一歩。
大人対談第5回のゲストは、演出家としてさまざまなシーンで活躍し続けている宮本亜門さん。フリーアナウンサーの南美希子さんがお話をうかがいました。

人と違う生き方を決意した壮絶な瞬間

痛みは生きるバネになる!

亜門さんとは「OH!エルくらぶ」(テレビ朝日)という情報バラエティー番組で1990年代、司会者としてご一緒したことがありました。もう20年以上も前、演出家としてはもちろん、テレビCMの「違いのわかる男」で、広く知られるようになったころです。29歳のときにミュージカル「アイ・ガット・マーマン」で演出家デビューし、順風満帆に才能を開花。いつも元気で、みんなにやさしいイメージがあります。

南 美希子

宮本

18歳のとき、まだ引きこもっていた時期に演出家になろうと決心しました。部屋でレコードを聴いたり本を読んだりしていると、イメージがどんどん膨らんでいくんですね。頭の中で勝手に炸裂して、自分で整理がつかないくらいになる。なんとかして、それを人に伝えたい。頭の中にしまっておくだけでは、自分がおかしくなるというところから始まりました。そして、出演者の経験をし、その中で、裏方の視点の勉強も個人的にして、ようやく演出家になっていった。それなりに苦労してきたつもりなのですが……。

引きこもり、自殺未遂、対人恐怖症、子ども時代・青春時代に苦い体験をされたにもかかわらず、亜門さんといえば太陽のように明るくて……。

宮本

「それなのにどうして?」と、よく聞かれます。この明るさは、そんな悩みがあったおかげかもしれません。それでもこうして生きていられる楽しさというか、いい意味でさまざまな痛みがバネになっている。ミュージカルやお芝居、オペラ、こうした人と人とが語り合う場所、人間が表現する場所、すべてにおいて人との関係が中心ですよね。そういう悩みがあったから最初は不安だらけ。けれども、悩ませていただいたがゆえに、いろいろな状況が理解できるようになり、だからこそ、なにも恐れずに活動の領域を広げられたという面もあって。人生は、面白いですね。

宮本 亜門

「人と違うこと」が大きな悩みで、深い挫折感や疎外感を味わったそうですね。

宮本

いまでは、人と違うということがすべてプラスに転じているのでよかったのですが、生まれ育ったところが東京・銀座の花柳界で、最初にやりはじめたのが日舞や茶道、幼いころから神社仏閣の研究などに興味をもった。そんな子に友だちはできないですよね。たとえば、「なんで五重塔のバランスはこんなにも美しいのだろう」なんて考えていても、同級生には通じない。みんなとの距離がどんどん遠くなり、不思議な子と思われるだけ。自分の好きな世界について人に語れず、やがて引きこもりになってしまって……。

人と違うということは、本来ならばすばらしいことなのだけれども、悩みますよね。いまでこそずいぶん多様性が認められるようになってきましたが、当時は、まだ画一的な振る舞いをよしとするような空気でしたから。同世代として、よくわかります。

母にもらった最高のバトンタッチ

宮本

このままでは一生やっていけないんじゃないかと、自分を責めるだけの時期もありました。けれども、母が突然、わたしが21歳のときに脳溢血で亡くなり、あれこれと口やかましかった父が、おまえが本当にやりたいことを命がけでやりなさい、母の遺志を受け継いで……というスタンスに変わりました。自分の中でも、母の死が大きなきっかけとなって、人と違う生き方をするんだと、ようやく肝をすえることができたと思います。

お母さまは、若いころに松竹歌劇団のレビューガールだったと聞いています。

宮本

わたしが出演者だった渋谷・パルコ劇場の初日の朝5時ごろ、母は亡くなりました。その前日の夜、わたしの下宿の浴槽で、明日に初日をむかえる息子のために洗濯をしていて、脳溢血で倒れたのです。母の体を引きずり出して、病院にいき、息を引き取った朝が舞台の初日。一滴の涙を流す暇もなく開演……。「なにがあっても、観客に笑顔をふりまきなさい」と叱る母の声が聞こえるようでした。ショービジネスをこよなく愛していた母なら、泣くはずがない。それがわたしのショービジネスのスタート。表からは華やかに見えるものですが、裏は壮絶です。母から最高のバトンタッチを受けたのだと思っていて、とても感謝しています。

宮本 亜門

そして、ニューヨークやロンドンに留学されましたよね。

宮本

母が亡くなる数カ月前に、「ブロードウェイには一流の人が世界から集まってくる。本当にショービジネスが好きだというのなら、そこで勝負をしなさい」と言い残したことを思い出して。初めての海外、なにもわからない中で、おびえながら舞台を見続け、レッスンを受け続け、勉強できることをとにかく時間を無駄にせずにやり続けた20代でした。もうこれ以外に道はない、よし、やってやるぞと自分で決めこんでいた。それも母からもらった多大なるエネルギーだと理解しています。

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プロフィール

宮本 亜門

1958年、東京都生まれ。1987年 オリジナルミュージカル「アイ・ガット・マーマン」で演出家としてデビュー、同作品で文化庁芸術祭賞を受賞。2004年 東洋人初の演出家としてニューヨークのオンブロードウェイにて「太平洋序曲」を上演し、トニー賞の4部門でノミネートを果たす。ミュージカルをはじめ、ストレートプレイ・オペラ・歌舞伎などジャンルを越える演出家として国内外で作品を手掛け、精力的に活動の幅を広げている。2015年の演出作品として、7月16日からDRUM TAO「百花繚乱 ドラム絵巻」、オペラ「魔笛」。10月23日から上賀茂神社(世界遺産)式年遷宮奉納劇が予定されている。

南美希子

1956年、東京都生まれ。聖心女子大学国語国文科3年時にアナウンサー試験に合格し、テレビ朝日に入社。情報・クイズ・歌番組などを主に担当し、特に伝説のOL向け情報番組「OH!エルくらぶ」の司会を長年務め「元祖女子アナ」として広く知られている。現在は、テレビ・ラジオをはじめ、エッセイストとしても活躍中。ビジネススキル、美容、恋愛、女性の生き方、ワークライフバランスなどをテーマに講演も行う。

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