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大人のマネー術 大人対談【大人対談第3回 手嶋龍一 × 南 美希子】

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【大人対談第3回 インテリジェンスと投資の深い関係 手嶋龍一 × 南 美希子

投資で成功する人物の世界的な共通点

揺るぎないスタイルに磨きを

サラブレッドのクラブ法人「キャロットクラブ」の代表もなさっています。一般の方々も馬主になり、投資ができるシステムなのですね。投資で成功する人たちの共通点のようなものは感じますか。

手嶋

クラブ法人は、どちらかといえば、投資より馬主になることに重きが置かれています。でも、確かにどの馬に大切な資金を投じるかは、一種の投資なのでしょう。あらゆる投資の世界に通じるのですが、G1馬のオーナーになるひとたちは、自分の揺るぎないスタイルをもっているように思います。サラブレッド育成のプロの人たちと一緒に競馬場に行くと、ときどき叱られます。「手嶋さん、自分のスタイルをくずして、むやみと馬券を買っちゃいけません」と。独自のスタイルを持っていない人で成功した人物を知りません。

手嶋龍一

手嶋さんは世界中で、傑出したキラ星のような大人たちと接しています。そういうご経験からのアドバイスは、とても貴重だと思います。

手嶋

いま株式市場で、シェールガス関連株というのがあります。ぼくはホワイトハウスでブッシュ大統領、お父さんも息子も担当したのですが、息子のブッシュ大統領に関わるエピソードをご紹介します。

日本ではあまり評判がよくないですね。「9.11事件」のときの大統領でした。

手嶋

実際に大統領になるような人は、身近に接してみると、世評と違って魅力的な人がやはり多いですね。ブッシュ大統領もまさにそうしたひとりです。とても親切で面白い人でした。ブッシュ大統領は、失敗した石油のビジネスマンでした。なにをやっても芽がでない。それをジョン・トーマス・シーファーさんというテキサスの大富豪(2005〜2009年、共和党政権の駐日アメリカ大使)が、ブッシュを男にしてやろうと、いまダルビッシュ投手がいるテキサス・レンジャーズの共同オーナーに据えたのです。

大統領の公式の経歴には、テキサス・レンジャーズのオーナーとして初めて成功し、それを足がかりにテキサス州の知事になり、やがて大統領になったとありますね。

社会をよりよく変えるものに投資する

手嶋

シーファーさんが大金を出して、ブッシュ大統領は本当に涙ほどの金しか出していないと思うのですが。さて、ブッシュ大統領に同行して地元テキサスのヒューストンに行ったときのことでした。ホワイトハウスの記者に「きみら、あそこにいるのが、クレージー・アンクルのジョージ・ミッチェルだ」と老テキサンを紹介してくれたのです。

二人

テキサンといったら、とにかく荒くれ者というイメージです。2013年に94歳で亡くなった人物ですから、ブッシュ大統領の現役時でも80歳を過ぎていますね。

手嶋

巨漢にして不敵な面構えの人物でした。ジョージ・ミッチェルじいさんは、ヒューストン郊外のディベロッパーとして宅地の造成を手掛け、立派な都市をつくって大成功した人物です。すぱっとそこから手を引いて、巨万の富をシェールガスの開発に投じたのです。当時、海底数百〜数千メートルのところに埋まっていることはわかっていましたが、決定的な掘削技術は開発されておらず、コストも見合うかどうかまったくわからなかった。成功するわけがないと、100人のうちほぼ100人がいっていた時代です。

だから「クレイジー・アンクル」と揶揄されていたんですね。

手嶋

ミッチェルじいさんは、2005年ごろに水圧破砕法などの新技術によって採算の目途が立つと、またたくまにいちばん良質な鉱区をおさえてしまった。いま、本当にいいシェールガスが出ているのはそうした鉱区です。やはり、一種のパイオニアというのは、独自の揺るがない信念をもっているものです。

いまでは「シェールガス開発の父」と呼ばれています。

手嶋

ジョージ・ミッチェルは、自分の読み筋にしたがって微動だにしなかった。そういう人物でした。ぼくにはそんな投資スタイルが好ましく思えます。日本にもシェールガス関連の技術を提供している会社があり、シェールガス革命を支えています。投資先としては有望です。インテリジェンスの感覚を磨いておけばチャンスは眼前に転がっています。

しかも、もしかしたらアメリカを変えるかもしれないという未来への投資です。

手嶋

たんにマネーゲームとして投資する人には、やはり限界があります。いわゆるエンジェル、社会をよりよく変えるものに投資する、そんな志をもった投資家が成功する。投資を通じて社会と結びつく。そんな意識が大切です。揺るがない基軸さえもっていれば、新聞を見ていても、インフォメーションの固まりが、光り輝くダイヤモンドに映り始めるきっかけになるかもしれません。膨大なインフォメーションからインテリジェンスをつむぎだすチャンスがあるかもしれません。

南美希子
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プロフィール

手嶋龍一のプロフィール

1949年、北海道生まれ。慶應大学経済学部卒業後、NHK入局。元 NHK ワシントン支局長として、9.11テロ事件では11日間にわたる24時間連続の中継放送を担当。独立後に発表した『ウルトラ・ダラー』(新潮社)は、日本初のインテリジェンス小説と呼ばれ、33万部のベストセラーとなる。慶應義塾大学大学院教授としてインテリジェンス論も担当し、外交・安全保障を中心に後進の指導にも積極的に取り組んでいる。最新刊は『賢者の戦略―生き残りのためのインテリジェンス』 『知の武装─救国のインテリジェンス』(佐藤優氏との共著、新潮社)など著書多数。

南美希子

1956年、東京都生まれ。聖心女子大学国語国文科3年時にアナウンサー試験に合格し、テレビ朝日に入社。情報・クイズ・歌番組などを主に担当し、特に伝説のOL向け情報番組「OH!エルくらぶ」の司会を長年務め「元祖女子アナ」として広く知られている。現在は、テレビ・ラジオをはじめ、エッセイストとしても活躍中。ビジネススキル、美容、恋愛、女性の生き方、ワークライフバランスなどをテーマに講演も行う。

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