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大人のマネー術 大人対談【大人対談第3回 手嶋龍一 × 南 美希子】

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【大人対談第3回 インテリジェンスと投資の深い関係 手嶋龍一 × 南 美希子

「投資」とは、みらいの自分のために何かをはじめること。

自分自身にたっぷり時間をかけて、変わる自分をじっくり楽しむ「大人」ならではの愉しみです。

大人対談第3回のゲストは、作家・外交ジャーナリストとしておなじみの手嶋龍一さん。インテリジェンス論の第一人者として多くの著作で有名ですが、かつてアラビア石油株の大相場をあて、馬主としての一面もお持ちです。フリーアナウンサーの南美希子さんがお話をうかがいました。

小説家として、ジャーナリストとして

凄腕情報部員・スティーブンは手嶋さん?

いまから8年ほど前、手嶋さんの初小説『ウルトラ・ダラー』を読んだときに、いったいどんな頭脳の持ち主なのかと驚かされました。着想といい、構成といい、芳醇な文章といい、すごい小説家が現れたなと。お酒から料理、女性の着物、音楽、絵画と、あらゆるものに精通していて。

南美希子

手嶋

主人公のBBC東京特派員にして英国秘密情報部員、スティーブン・ブラッドレーという男が、困った人なのです。書き手であるぼくに断わりもなく、意外な街に出没するのですから(笑)。主人公は確かに女性にひどくもてるのですが、お断りしておきますが、ぼくにはなんの関係もありませんよ(笑)。ぼくはただ眼前で起きている出来事を忠実に写し取っているだけなのですから。謙遜しているわけではありませんよ。さほどクリエイティブな才能がなくてもできる作業なのです。

実際の「インテリジェンス・オフィサー」と呼ばれる人たちも、スティーブンのように魅力的なのでしょうか。

手嶋

その通り。万国共通で、とても聞き上手で感じがよく、人好きのする人種です。情報を引き出す技を持っているのですが、相手は思わず気を許して多くを話してしまう。そんな魅力を秘めているのでしょう。スティーブンも、いってみれば実在の人物です。

9.11事件、いまだから話せる舞台裏

2001年、アメリカを襲った同時多発テロ9.11事件のときにNHKのワシントン支局長として、11日間ほとんど眠らずに、24時間体制でずっと放送を続けました。放送人として、希代の体験をされたわけですが。

手嶋

ニュースを伝えることでは、常と変らなかったのですが、じつは、ワシントンと東京をつなぐ大容量の光ファイバー回線が、あろうことか、ニューヨークのマンハッタンを通っていたのです。あの事件で停電となり、この回線は自家発電でも燃料があと5時間しか持たないという。生放送の途中で当局と折衝したのは大変だったなあ。ニューヨークの担当者には「こうなれば、君がガソリンを背負って、マンホールのふたをがばっと開けて、直接入れるしか策はないよ!」とまで脅しました。最高視聴率の中継が途切れるんですから。

手嶋龍一

別回線を用意しておくなど、安全対策があって当然と思っていました。

手嶋

そうすべきですね。それと、9.11事件の4日後くらいでしょうか。支局のスタッフ、リサ・レーンさんというアメリカ人女性が、しくしく泣いているという。祖国が攻撃されて心に深い傷を負っているんだなあと放送の合間に様子を見に行きました。ところが、大学院にも通っていた彼女は、明日に迫ったレポートができていないというんです。この修羅場にやれやれと思いましたが、ぼくが口述してタイプさせ、大学院のレポートを書いてあげたのです。なんとそのレポートは「Aプラス」の評価。あの騒ぎで提出者はたった4人だったそうです(笑)。意外にも大変なのはそんな出来事なんです。

あの夜、日本には大きな台風がきていました。NHKの天気予報を見ていたら、いきなり、あの旅客機がワールド・トレード・センタービルに突っ込む映像に切り替わって。われわれには、なにが起こったのかさっぱりわかりませんでした。

二人

手嶋

1993年にワールド・トレード・センターの地下で、大規模な爆弾爆破事件がありました。捜査を指揮したのは「小さな巨人」といわれたメアリー・ジョー・ホワイト連邦首席検事。彼女はアルカイダという国際テロ組織を初めて裁きの場に引き出した逸材です。当時からホワイト検事は、「アメリカを襲うテロが起こるかどうかではない。いつ起こるかということだけが問題だ」といい、「自分は1日24時間、週7日間、そのことだけを考え続けている」といっていました。インテリジェンスをもっている人たちには、近づいてくる足音が大きくなっていたのでしょう。

手嶋さんも、あの瞬間、「あーやっぱり」と思ったのでしょうか。

手嶋

通勤途上のカー・ラジオで1機目のニュースを聞きました。「事故らしい」と報じていましたが、93年の爆破と同じビルでしたから、テロだと直感しました。2機目が衝突すると、ホワイトハウスが「組織的なテロ事件だ」と断じる声明を発表しました。速報しようとスタジオに駆け込もうとした時、ポトマック川を挟んで対岸に見えるペンタゴン(国防総省)から黒煙があがっていました。「これはワシントンとニューヨークをともに狙った同時多発の組織的テロ事件だ」と判断し、当局の公式発表を前に伝えました。

そうした貴重な情報というものが、つまり「インテリジェンス」なのでしょうか。

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プロフィール

手嶋龍一のプロフィール

1949年、北海道生まれ。慶應大学経済学部卒業後、NHK入局。元 NHK ワシントン支局長として、9.11テロ事件では11日間にわたる24時間連続の中継放送を担当。独立後に発表した『ウルトラ・ダラー』(新潮社)は、日本初のインテリジェンス小説と呼ばれ、33万部のベストセラーとなる。慶應義塾大学大学院教授としてインテリジェンス論も担当し、外交・安全保障を中心に後進の指導にも積極的に取り組んでいる。最新刊は『賢者の戦略―生き残りのためのインテリジェンス』 『知の武装─救国のインテリジェンス』(佐藤優氏との共著、新潮社)など著書多数。

南美希子

1956年、東京都生まれ。聖心女子大学国語国文科3年時にアナウンサー試験に合格し、テレビ朝日に入社。情報・クイズ・歌番組などを主に担当し、特に伝説のOL向け情報番組「OH!エルくらぶ」の司会を長年務め「元祖女子アナ」として広く知られている。現在は、テレビ・ラジオをはじめ、エッセイストとしても活躍中。ビジネススキル、美容、恋愛、女性の生き方、ワークライフバランスなどをテーマに講演も行う。

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